点検読書の話

ここのブログも先日で11周年を迎え、私自身も明日で25歳ということで20代前半が終わろうとしています。おそろしや。

『本を読む本』という古典を先日読みました。この本は読書の段階を4段階に分け、そのうちの3段階目の「分析読書」をメインに論じています。しかし個人的に最近重視したいなあと思っているのが2段階目として挙げられていた「点検読書」です。自分は本を読むのがおそらくそれほど得意な方ではないのですが、それはこの本に書いてあるように最初から順にとりあえず読んでみるスタイルを取っているのもあるのかなと思ったのです。考えてみれば論文を読む時なんかは、要旨を読んで、次に各節にざっと目を通して要点をつかんだ上で、必要があればさらに詳しく読む……という形で消化することが少なくありません。そういった形で、点検読書から入って分析読書に進む形を取ってみるのもありかな?と思っているこの頃です。

ということで、最近書籍部の新書・文庫バンドルフェアで買った本でこの点検読書を試みてみたのですが、あんまりスムーズにいかない。つまり点検読書でもそこまでざっと読む感じになるとも限らないことに気が付き、自分の要領の悪さを改めて認識しましたw まあそれはともかくとして、ただ点検読書とは言いつつ、点検する中で面白いところをしっかり読んでみるという形も良いかな?と思いました。つまり必ずしも自分にとって重要でなかったり、関心の強いところでなかったりするときに、そこでダウンしない「言い訳」として使うのも、文献を数こなしていく上ではたまにはありかなあと思います。あと何より、「ざっと目を通す」という意識で読むとダラダラ読む感じにならないのと、本全体の骨組みを意識することが出来るのが良いかなと思います。「ふー、読み終わったー」と達成感だけあっても、後に何も残らないのは本末転倒な気がしますしね。

言うまでもなく、読書会やゼミの検討文献はこれまで通り普通に精読します。どれほど自分が「分析読書」を出来ているのかは心許ないですが……。